新年あけましておめでとうございます。令和二年、本年もいい洋服をお客様におすすめするこの仕事にますます精進いたします。よろしくお願い申し上げます。

大晦日の紅白のAIの美空ひばりはデジタルとはいえ、ほんとに天国に行った美空ひばりがもどってうたってきたような不思議な気分に。歌合戦もまだ中盤のころ床につき、まだ歳が明けて数時間しかたっていない闇の中、近鉄に乗って向かうは毎年恒例の伊勢神宮参り。
伊勢市駅に着くと、冷え切った空気の中に初詣の善男善女もちらほらいる。そこを歩いて豊受大神宮(外宮)に向かう。日の本の民が食べるものに困らないようこころをこめて手を合わせる。そして向かうは正式名称は「神宮」といわれる伊勢神宮内宮。民の国と神の国を分ける五十鈴川にかかる宇治橋を渡ると
空気が澄みきるのがわかる。漆黒の空に雄大に横たわる北斗七星は古代の人々が見る姿と変わらない。日も明けないうちから全国各地から大勢の人が玉砂利を進み初詣にきている。山も深くない場所にもかかわらず育つ巨大な杉の姿に神域のありがたさを感じる。巨石の階段を登り本殿前では日本の民、世界の民がしあわせでありますよう、安らかな令和の時代でありますよう、そう祈りながら二拝二拍手一拝。
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伊勢参りは正装で服を着られる喜びに感謝。ロロ・ピアーナタスマニアン150ブラック無地、アンジェロフスコグレーソリッドタイ、140双糸シャツを着る。内宮本殿前にて

本殿に参拝した後、神域の風が吹き抜ける川にかかる橋を渡って「風日祈宮」に行く。あんな多くの人が歩く参道から少しそれただけなのに、人はすくなく空気はさらにクリアに透き通っている。シンプルで美しい日本建築の粋とも言える社の形も好き。日本の自然を象徴する場所だと感じる。
またことしもここにこれてよかったと感謝のこころが湧いてきました。
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風日祈宮と書いて「かざひのみのみや」と読む。
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風日祈宮に行く時に見た漆黒の空の星。
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帰る頃には空は明け始める。
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那古野神社
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袋町御聖天福生院
名古屋に帰って、当家の墓地、氏神さまである那古野神社、そして近くのお聖天様福生院様をめぐって
元日の初詣コンプリートです。