先の定休日の水曜の夜は自宅で家族がそろってリラックスした時間を過ごしました。外食はほとんどせず、ずっと家メシを続けているので妻も洗い物も大変。そこでこの日は奮発して名古屋、景雲橋のお寿司屋さん、すし幸さんでテイクアウト。寿し幸さんでいただくときは素敵な美濃焼の陶器のお皿で出していただけます。でもテイクアウトのプラスチック皿では美味しいお寿司の見栄えも半減。

当家には昭和30年代、名古屋西区の職人さんに仕立ててもらった塗りの木箱があります。この箱は当地では「きりだめ」と呼び、かつて生麩と穴子の押し寿司、名古屋伝統の「切り寿司」を入れて馴染みの寿司屋さんに入れてもらっていました。親戚衆も競ってこの箱を誂えたので、間違えるといけないので箱とフタに「田中」の名前を入れています。この日は「きりだめ」に寿し幸さんにお寿司を並べていただきました。

このきりだめこと食卓の真ん中に置き、3月きんぼし藤が丘店開店の際にお付き合いいただいた瓜生先生から頂戴した「七賢」を錫の酒器とガラスのぐい呑ごと氷で冷やしテーブルにだしました。それで母親と一杯、昔話をしながら。これですし幸さんのご主人吉村さんのにぎりの技も生きて幸せな夕食に。

人生には洋服が必要。たとえリタイアしても素敵な装いをしている人はまわりから尊敬されます。同じように食べ物にも装い=設えが必要。こしらえた人をリスペクトするこころで食卓を設えたいものです。

寿し幸 名古屋市中区三の丸1丁目10−9 tel  052-231-2265

すし幸さんの見事なお寿司とつまみ
お酒は酒器とともに冷やして
名入のきりだめです。