はちみつ追加入荷しました。

アカシアとヤマザクラの蜂蜜完売しましたが、養蜂家の伊藤さんが追加でもってきてくれました。採りたての味わい、店頭にご用意しています。

リネンシャツフェア、おかげさまで人気です。

一昨日からの数量限定のリネンシャツフェアおかげさまで人気です。トーマスメイソンの一種類は品切れとなりました。もしご検討のものがございましたらお早めにご相談くださいませ。

ひとくちで昭和の味わい

わたしは62才の今に至るまで生まれた家でずっと仕事をして暮らしている幸せ者です。子供の頃、ここでは祖父母がはじめた田中羅紗店という羅紗=オーダー用服地のお店をやっていて、多いときには20人以上従業員さんがいてそのうち何人かは「住み込み」といって地方から来た従業員さんがここに住んで働いていました。祖父母、父母そして四人兄弟の家族と「住み込み」の従業員さんと15人以上の大所帯で暮らしていたわけです。お休みの日には子煩悩な従業員さんがこどもをあやしにドライブに連れて行ってくれたのをよく覚えています。当時「ちっこう」といった名古屋港、現在東海市の聚楽園の大仏、現在愛知県営空港である「小牧空港」、東海随一の観光地犬山などに連れて行ってもらいました。鈴鹿近くの当家ルーツの地「水沢(すいざわ)」に住む親戚にいく際、当時高度成長時代の日本、石油精製基地の煙突の炎がまがまかしく公害がひどかった四日市を通るのは臭くて、嫌いでした。いま四日市は厳しい排ガス規制や公害対策もすすみ匂いもまったくありません。どういうわけか上げ馬神事で知られる多度大社にもよくでかけました。そこで買ってもらうなこをまぶした大豆の素朴なお菓子「多度豆」が好物でした。パティシエなどもいなかった昭和三十年代、「げんこつ飴」「鬼おこし」「生せんべい」「生姜糖」などベタでシンプルな甘いお菓子が名物として大衆に好まれていました。それらはいまは表舞台から去ったと思っていましたら先日、お客様のMさんが持ってきてくれました。今日コーヒーとともにいただきましたがその質素で枯れた味わいにあの昭和の時代を思い出しました。