当店はいい素材を買い付けて紹介するタイプのテーラーです。

テーラーにはいろいろなタイプがあります。バンチサンプルだけで商うテーラー、すべて服地問屋からの借りた「委託生地」を紹介するテーラーも規模の大きなテーラーにはあるようです。当店は、お客様にかわっていい服地を探して買付け、お客様にご紹介することに徹しております。バンチサンプルから取り寄せると、一つ一つに運賃とメーカーの在庫、倉庫費用が上乗せされるため予め買い付けるケースと比較すると倍近くのコストになることもあります。メーカーの「委託生地」もっテーラーの在庫負担は無い代わりに、服地のコストは割高になります。やはり自分の目を信じ良い素材をまとめて買い付けることが良いモノをお求めやすく販売するベストな方法と信じています。

秋のスーツとして最適なのは

近頃は秋冬スーツ素材でも軽量のものが増えてきました。ただスーツらしい落ち感、ドレープ感を持つのは1mあたり300g〜350gあるウーステッド(梳毛)織物でしょう。そのあたりの王道織物といえばロロピアーナウインタータスマニアンドーメルアマデウスが該当します。

この秋のためにドーメルアマデウスを買い付けました。

秋冬のスーツで、ツヤと威厳があり評価の高いのはドーメル社の英国製スーツ素材「アマデウス」。エキストラファインメリノ使いで1mあたり310gと秋冬素材として必要十分な目付でまさにスーツらしいスーツです。秋冬素材といっても10月から5月ゴールデンウイーク前までなら快適に着用できます。数十種類の織物をテーラー用にリリースするドーメル社ですが、売上の6割以上を「アマデウス」「アマデウス365」が占めると聞いています。それだけ顧客に支持されているスーツ素材です。

最近はアメリカのインフレ、ウクライナ情勢によるエネルギー高、円安など、服地価格が上昇する要素ばかりが目立ちます。ですからまだ価格改定が発表される前に、インフレをヘッジする意味でまとまった数量を発注しました。7月頃には入荷する予定です。