春のオーダーがはじまりました。ジャケットの素材を重視している当店の店内にはきれいなジャケット素材がそろい花が咲いたように華やかになり皆様のご来店を御待ちしております。春のラインナップを順次このブログでもご紹介していきます。
濃紺のジャケットは春から夏にかけておしゃれにとって一番大事なアイテムかもしれません。冬にはブラウン系が主力となりますが夏はやはりブルーが主人公。ブルーという色は爽やかな色で自分自身をきわだだせて相手にもいい印象を与える色。いつも6月にフィレンツェで開催される夏のピッティウォモでも参加者の多くはダークブルーのジャケットを着ています。エレガントな素材を愛する人たちの間ではやはりイタリア・ロロピアーナ社の素材がその柔らかさ、その素材感、その艶やかさから一番人気があります。2016年春夏のロロピアーナ社のオーダー向け素材ラインナップのなかからダークブルーのひときわエレガントなコレクションをスペシャルプライスで二種類ご紹介いたします。
ロロピアーナ社が濃紺ジャケットとしてことし新たにリリースしたのは「4プライ」。ブルーの濃淡がある四本の糸を撚り合わせて一本の糸にしてざっくりとしたホップサックに織り上げてあります。ただざっくりと言っても、硬い英国のホップサックと違ってロロピアーナ社の織物は柔らかくしなやかなのは誰でも一度触ればすぐ判ります。それはロロピアーナ社のオーストラリアの羊毛を見分ける目と買い付け能力がひときわ高いから。ですからロロピアーナが使う原料の羊毛の品質は際立って高いのです。4プライで織り上げているから織り目効果で通気性がきわめて良く、そしてシワにもならないため春から夏にかけての普段使いのジャケットには最適の素材です。複数の濃さの色糸を組み合わせて1mあたり270gで織り上げてあるため色合いが深く、まるでニットのようなニュアンスがあります。カジュアルに軽やかに着るならアンコン仕立て、きりっとネクタイを締めて着るなら、毛芯仕立て、どちらも同価格となっています。今回新しく登場したシルバーメタルボタンも無料でお使いいただけます。
イタリア製 ロロピアーナ社 4プライ ウール100%
4プライの味わいのある表面感は拡大しておたしかめください。
ボタンの選択によってジャケットのニュアンスが変わります。ロロピアーナ4プライ
もうひとつご紹介する極めてエレガントなロロピアーナ社の濃紺ジャケット素材は「サマータスマニアン150」ダブルフェイス。
スーパー150ウール90%と極上シルクを10%を使い美しいツヤを持つ細かいヘリンボン組織のツイル(綾織)で1mあたり230gでおりあげました。手触りがまるでスーパー170とかと思うほどなめらかでツヤが美しい素材で最大の特徴は表面は濃いブルーそして裏面は鮮やかなロイヤルブルーとダブルフェイスになっています。通常ダブルフェイスの場合、2枚の服地を張り合わせ作ってあるものも多ですがこれは織りの妙で表と裏の色に変化を付けています。この素材「サマータスマニアン150」ダブルフェイスはまずジャケットがおすすめです。カジュアルなアンコン、クラシックな本バス仕立てどちらでもいいですが深みと美しいツヤのある最高にエレガントなジャケットになります。背抜きにすると色の違いを楽しめますし、ちょいと裏ワザになりますが裏面の鮮やかなロイヤルブルーのほうをオモテとして使う事もできます。またスーツにすることもできますし、小粋で軽やかなスプリングコートにもお仕立て可能です。この最高に優雅な服地をつかってあなたの春をお楽しみ下さいませ。イタリア製 ロロピアーナ社
サマータスマニアン150ダブルフェイス