コロナ禍もすこしおさまり、このゴールデンウイークは以前の賑わいを取り戻したかのようです。
土日営業平日休みの我々は、空いた道、人の少ない観光地に馴れてしまって、渋滞、混雑が大の苦手。きっとゴールデンウイーク中、観光地の道路は大渋滞なのでしょう。でも有名でない場所はきっと道も空いて混雑もないはずです。じゃあどこへ行こうかと地図を見ました。名古屋から富山まで短時間で移動できる「東海北陸自動車道」はよく使うハイウェイ。この道がどんな形をしているかを見ると高山に近い飛騨清見あたりからまっすぐ富山にはいかないで砺波にむけてふくらんだカタチになっています。それならば近くなった高山からまっすぐ国道41号を走ったほうがきっと富山までは近いに違いないと考え朝早く名古屋を出ました。
飛騨清見インターから無料区間を抜け、高山インターを右は有名観光地である高山市内。混雑を避け左に曲がり富山方面に向かいます。長いトンネルを抜けると国府。野菜直売所があり入ると、お目当ての山菜コゴミ、コシアブラ、ヤマウドを見つけ、ゲット。新緑が眩しい場所でしたので国府がどんな場所かスマホでしらべると宇津江四十八滝という場所があるそう。目的があるドライブでもなし、そこに行くことに。
41号をそれて5分ほど走ると宇津江四十八滝に到着。朝10時前だったので駐車場も空いてます。滝を目指して整備された道を小川沿いに歩いて登っていくと、新芽が芽吹く木々の間を清冷な雪解け水が流れる滝がいくついくつも現れ、それは素敵な場所でした。登っていくと遠景に雄大な乗鞍、焼岳、穂高連峰笠ヶ岳が見えます。コロナ期間は山にも登れませんでしたが、今年はまた山に登れるような気がします。
この見知らぬ場所でわずかではありますが素敵な時間をすごし、また富山に向かいました。古川を抜けると坂道がつづきます。数河峠は数河、流葉、飛騨ハイランドとスキー場が続き、子供の頃の思い出もある場所。ここを抜けると鉱山、カミオカンデで知られる神岡。川に沿って下ると富山平野に入ります。やはり予想通り高山から国道41号を通って富山までは2時間かからず着きました。
平野に入り振り返ると勇壮な立山連峰が望めます。街から急峻な山の景色は富山で一番のゴチソウかもしれません。またこの夏も登れるかな。お昼をいただいてすぐ名古屋にむけて走り出した、連休渋滞知らず混雑知らずのノーストレスドライブでした。