昨日は父の日、祝いたくても父はなし。先代は15年前になくなったから。でも考えてみると私が父ではないか私にとって「父の日」ではなく「被父の日」であるということで家族で大須チェザリに行くことになった。

よく、イタリアに良く行かれるなら、良いイタリアン知っているでしょうとお客様に質問されるがイタリア料理は自分で作ってしまうためまず料理店には行かない。また日本のイタリア料理ってきれい過ぎ、美味し過ぎ、少な過ぎでなんかべつものという気がしてダメなのだ。そんなわがままなわたしがここならと思う店「大須 チェザリ」

チェザリの良いところ

  • これは絶対書かなくては。レモンの切り方がイタリアと一緒。日本の輪切りでなく半分にすこし切り込みを入れている切り方。これに撚り料理にギュッと絞る事ができる。
  • ポーション、量がイタリアに似ている。多すぎず、少なすぎず。まるでフレンチのようなまんなかにポチッと乗せるようなよくある日本のイタリアンのパスタじゃないことが嬉しい。
  •  ガス入り水を頼むと大っきいガラス瓶ででてくる。
  • 魚は南知多、伊勢湾など日本の良い物を使っているので「残念ながら」ナポリより旨い。わたしはかねがねヨーロッパに行ったら肉を食べたほうがいいとおもっている。肉の文化が日本より圧倒的に深いから。日本のA5の肉よりヨーロッパの熟成した牛肉の方が味が深く感じて好きです。でも魚文化は魚種、シメ方など日本の方が上。
  • ピッツア、真のナポリスタイル。世界一の称号をとったのの書くまでもないが、お金のある人、座って食べる必要がある人は席に座って食べて、ただ食べたい人は安く立ち食いできる。まさにナポリで出会ったスタイル。ここまで日本でやっている店ある?
  • 部屋、しつらいが妙にきれいすぎない。まさにナポリ。
  • ナポリより経済的。イタリアではこれを「buon mercato」(市場的に良いの意)といいます。

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海の幸のフリット。レモンはこの大きさでなきゃ。