ヨーロッパを旅するときには財布はジャケットのポケット奥深くに入れて隠し、ちょっとタクシー代とかコーヒーを飲む時のためにマネークリップに30ユーロくらいはさんでポケットに入れている。昼にミラノ中央駅のバールに入ってエスプレッソ飲もうとしてポケットをさがしたらマネークリップがない。これは名古屋のコンランショップでだいぶまえに買ったもの。五ユーロしか挟んでいなかったし高いものでもないがなくしたのがちょっと残念だった。その後ひさしぶりに世界的有名なブランド街モンテナポレオーネに出かけた。クラシックスタイルはこれ見よがしなブランド物を身につけるのは禁物なのであまりこの街で買い物をすることはない。しかしこの街の真ん中に世界に類を見ない名店があるので嬉々として出かける。名前はG.LORENZI。 ここは金属系小物店ともいうべきだろうか。たとえばワインの栓開けをといえば100種類は見せてくれるだろう。マネークリップを言ったらなんとすぐにきちっと整理していれた7かける7の格子になっている木箱3つつまり147種類ささっと出してくれた。安いのから高いのまでいろいろえらべる。きちっとグレーのクラシックスーツに身をかためたジェントルマンの店員さんの接客も極度にスマート。極度に。 ミラノにお出かけの際はとても簡単に見つかるのでぜひ行ってください。オススメです。

それでゼムクリップを大きくした形の銀製マネークリップを一つ求めた。2400円
いまごろミラノ中央駅のゆかに落ちているいままでのマネークリップを考えると申し訳ないと思うが
銀製になってちょいとうれしい。
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左が今回買った銀のマネークリップ。大事にしたい。右は5年前ミラノ10コルソコモで買った小銭入れ。わたしの旅の大事ななかま。
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G.LORENZIではマネークリップを見せてくれと言ったら50個入るこの箱をスマートに3箱つまり150個見せてくれた。高級ブランド店がならぶモンテナポレオーネでひときわ気高くそびえ小売店の鏡である。
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モンテナポレオーネの真ん中にこの店はある。