昨日今日と月に一度の連休。昨日は友人のセキド夫妻とセントクリークにゴルフ。嵐の中のゴルフでゴルフの内容も嵐のよう。出だしがダボ、トリでどうなることかと思ったが最後のパットは下りのスライスラインで難しかったがなんとかねじこみ89で抑えた。楽しい一日を過ごす事が出来た。

今日の予定はなんにも決まっていなかった。ミラーレス一眼を買ったしどこかでかけようといろいろ考え、いままで行った事がなかった女人高野、室生寺にひとり近鉄電車で向かった。 なんか世情がざわざわしているときは静かなお寺に行きたくなるものだ。昨年も311の大震災直後、まだ原発事故の収束が見えなかったとき雪が舞う中、ひとり長谷寺で原発収束を祈ったっけ。名張で乗換え室生口大野からバスに乗る。緑の谷あいを15分くらい走ると室生寺に到着。しばらく歩いて室生川にかかる赤い橋を渡るとそこが室生寺の寺域。室生寺は創建が奈良時代の古い寺。古代このあたりは火山だったらしく大きな岩をみかけるし隆起した山の形だ。石の階段を登って行くと弥勒堂、金堂、灌頂堂とよばれる本堂となっている。そして本堂の上が有名な五重塔。秋なのにまだまだ気温摂氏三十度を超す都会とは違い緑のあいだをさわやかな風が吹いている。平日のため誰もいないお寺で穏やかな時間をすごした。五重塔の脇には奥の院である御影堂までの道があったので行くとどんどん道が険しくなる。たぶん結界であろう小さな赤い橋を渡るとそこからは天に向かって延びるように石段が続いていた。足も長く歩いて来たのでガクガクしてきて誰もいない石段を踏み外したら危険だなとおもいながらその石段をのぼっていった。一段一段足もとを見ながら登って行くとやがて頂上の御影堂に、緑越しに下の里が見えて高いところに来たのを実感する。ここまでくると世間の情勢や仕事のことも忘れる事ができる。また明日からがんばろう。バスが一時間に一本しかないため間に合うように下に降り家路についた。
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赤い橋をわたると女人高野、室生寺。
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弥勒堂では特別拝観中
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灌頂堂といわれる本堂
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森のなかにたたずむ五重塔。紅葉の時期にはさぞ美しいだろう。
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奥の院である御影堂へのみちすがら赤い橋を渡ると巨木が茂る
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天に向かって延びる石段