金曜日はおしゃれ男の夕べ、土曜日はラボOB会と楽しい夜がつづき日曜日の朝はアルコールの飲み過ぎでやや身体のキレがにぶい。ラボOB会は40年前の仲間との宴で昨年9月参加してあまりに楽しかったのでまた開催する事になった。昨年会ったからもう懐かしい顔は頭の中で「更新」されているのでもちろん誰だかすぐ判るので若い頃会うのと変わらない感じ。でも懐かしい人に会うというなんだかそのころの自分を思い出し、そのころの自分に会う気分がするのだ。みんなと栄丸善の上で毎週土曜日会っていたのは1974年、今はロッククラシックの金字塔であるビートルズのアビイロードが出てからまだ6年目、ディープパープルのスモークオンザウォーターは出たばっかりの頃。まだセックスピストルズなんてかげもかたちもない。ちなみにぼくたちはマイケルジャクソンと同い年です。そんなころのぼくたちのヒーローはデヴィッドボウイ&スパイダースフロムマースでした。
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そんな日曜日の朝、重い身体をひきずって散歩にでかける。散歩のついでに大須のコンパルでコーヒーとトーストサンドの朝食、大須のサノヤの前を通ったら開店していたので夜のカレーの材料を買う。街はもう秋の風。テレビの政治番組を見ていたらみんなネクタイを締めていた。おしゃれ好きには楽しい季節になった。店では8/29から始まったロロピアーナウインタータスマニアン150の納品が続いている。立体感のあるすばらしい出来上がりにお客様の喜びの声が続く。遠方の方はハンガー姿でお送りしているのだが「よかった!」とお褒めのメールを何本かもらう。ほんとうに私が良いものだと思ってブログに書いたりしているのをお客様が信じていただいたからこそだと思う。ありがたいの一言である。そのロロピアーナウインタータスマニアン150はもう5種類は完売し、チャコールグレーシャークスキンが3着残るのみとなった。

まだ9月で秋冬オーダーをはじめて一月たったばかりだがじつは来年のロロピアーナ社、エルメネジルドゼニア社の春夏素材の買い付けは先週完了した。 この6月のイタリアフィレンツェのピッティウォモの傾向を思い出しながら買い付けをすすめた。ロロピアーナ社は新しい素材もいくつか出ているがやはりクラシックにタスマニアン150を「反」で5種類も買い付けた。ロロピアーナ社は当然多くの品質の種類があるがやはりタスマニアンシリーズ、特に秋冬のウインタータスマニアン、3シーズンのタスマニアンのクオリティは原料と糸のバランスがすばらしくスーツに出来上がった姿は他のシリーズに比較して頭一つ抜けている。また夏のパンツとジャケットのためのコットンの素材もいい色を見つけ買い付けた。エルメネジルドゼニア社については近年夏が暑くなっているのかクールエフェクトに人気が集まっているのでクールエフェクトを中心に買い付けした。ジャケットとパンツとセットアップで使える色を揃える事にした。夏などまだまだ先の話だが洋服屋は半年先をみすえている。
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ロロピアーナタスマニアン150のサンプルから
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ロロピアーナツイスター120のサンプルから
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こちらはエルメネジルドゼニア社素材の買い付け風景。