師走になった。この前、お正月だと思ったらもう12月が始まる。嗚呼、光陰矢の如しとはいえ時の過ぎゆく早さといったら絶望に近いものがある。月の初めの日はいつもは母と一緒に墓参にいくのだが、母は昨日から静岡市の実家に帰っているため、妻と娘とつれだって出かけた。ムスメが素直についてきてくれたのが嬉しい。冬の澄んだ空気のなか、覚王山の裏手にある墓地で墓石を磨き、花を替え、線香を焚き般若心経を一巻あげる。1日の朝にに先祖の前で前の月なんとかやってこれたことを感謝し、至らなかったことについて反省する。そして新たに今月のスタートを誓う。オカルト、占い、スピリチュアルのたぐいは1ミリの興味もない。こういった毎月の行事は僕にとって大事な時間だ。墓参の帰り大須のコンパルに行ってモーニングセットを頼む。厚めのコーヒーカップはしっかりと温めてあり濃いコーヒーがなみなみとついである。それにスプーン一杯のグラニュー糖とフレッシュクリームを入れていただく。名古屋のコーヒー店ではコメダが有名だが僕は断然コンパルが好きだ。モーニングにはシャキシャキのキャベツがタップリ入ったハムエッグトースト。本当にいい材料をプロがちゃんと作っているので美味しい。背すじのピンと張った女性が運んでくれる。

 五日前、ネットのアップルストアに注文しておいたiPad miniが到着した。実のところ,いつも店にいるのでモバイル環境を充実する必要性はあまりない 。あるとすれば外でこのブログを更新するくらい。しようと思えばiPhoneでもできるが流石にキーボードがちっちゃすぎる。そして3年前買った初代iPadがあるにはある。だから要らないと言えば要らないのだが新しもの好きと言われれば返す言葉もない。でもせっかく現代に生きているのだもの、そういうデバイスに背を向けて生きるのもつまらないと思い、また買うのとムスメに罵倒されながら買ってしまった。いま今この文章をiPad miniのソフトウェアキーボードを使って打っている。やはりリアルなキーボードの方がサクサク打てるがなんとかこれにも慣れてガンガン文章を書きたいと思っている。

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墓参帰りに揚輝荘に寄って、名残の紅葉を。