今日は正月休みの最終日だったがゴルフや旅行など何も予定入れなかった。日常の生活には小さなそしてたくさんの予定や約束ががおりかさなっている。何も約束のない日は心の健康にとってとてもだいじだとおもって何も無い休日を作ってみた。とはいえ何かしたい性格なのでのんびりなにもせず過ごす事は出来ない。朝まずゴルフの練習場でなまった体に少しだけ刺激を与えた後、ミッドランドシネマにいく。キャプテンフィリップスという映画を選んで切符を買おうとしたら前から二列目しかないということでずっと上を向いてスクリーンを見ると体調が悪くなると行けないと思いあきらめる。すこし時間をつぶせば伏見のミリオン座でジムジャームッシュの新作「オンリーラヴァースレフトアライブ」をやっていたのでみる。吸血鬼譚仕立てのラブストーリーだが吸血鬼と言ってもまったくホラーめいたものはなく、アクションもない疲れた顔のカップルの穏やかな愛情が満ちた話だった。アンティーク家具が並んだ中に古いエレキギターやアナログなアンプや録音機器があふれたスタジオのように仕立てた部屋で枯れた味わいのジョークをちりばめながらストーリーは進んで行く。やたらCGを使っていてかえってリアリティのなくなったハリウッド映画よりこういう映画のほうが好きだ。
only
こういうビターな味わいの映画が好き。

 
主人公の妹がyoutubeで聞いていた聞き覚えの有る曲。

映画を見た後どうしようか考えるために新年今日から営業の「平八郎」でひとりワインを飲む。家に戻ってビデオでも見るか、また映画を見るか迷って、結局はしごで「バックコーラスのディーバたち」原題20 feet from stardom という映画を見るためパルコのセンチュリーシネマに行く。映画館に入ったらスクリーンはたて2mよこ3mくらいしか無く拍子抜けしたが映画が始まると素晴らしい音楽をささえるバックコーラスの女性たちの生き様に感激しながら見ていった。ことしもたくさん心動かすものを見聞きしたいがこの映画は間違いなくことし最初の感激といえる。こスポットライトをあて紹介したのはフィルスペクターに重用されたダーレンラブ、グラミーウイナーのリサフィッシャー、ストーンズギミーシェルターのバックボーカルで名をあげた、メリークレイトン、マイケルジャクソンのTHIS IS ITにでていたジュティスヒルなど。バックコーラスと言っても、印象的なリフレインやピンクフロイドの虚空のスキャットなどは彼女たちの歌の方が印象に残る事が多いほどポップスやR&Bにとって重要なパートといえる。彼女たちの歌、生い立ち、昔の映像、今の歌、そしてスティービーワンダー、ミックジャガー、ブルーススプリングディーン、スティング、ベッドミドラーなどのインタビューから彼女たちの歌の信じられないくらいのすばらしさ。とはいえトップアーティストにはなれなかった苦悩などを活き活きと描き出していた。見てほんとうによかったなと思える作品だった。

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リサフィッシャーの名前に聞き覚えがあったので今朝自宅のCDラックを探していたら彼女の唯一のCD持っていました。メインのミュージシャンのコレクションには漏れがあるけどこういうのを押さえているのがわたしなんだなあと再確認してちょっと嬉しい気分。そしてなんと生年月日1958年12月1日 (55歳)とあってなんとわたしよりジャスト3日だけおねえさん。今後の健闘を祈る。

このメンバーでグループを結成して世界をライブしてまわればまちがいなくスーパースターになる。ライブに行きたい!
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リサフィッシャー、我が家のCDラックにひっそりと。