時々一緒に旅をする友人のノダに聞いてもらえばわかるが、私が旅の計画をする際は非常に綿密にと言うかタイト目に計画する傾向にあるようだ。店を休んで高い飛行機運賃を使って行くのでついつい多くを見たり食べたりしたいと思ってしまう。要するに貧乏性で落ち着きがない多動症的中高年なのかもしれない。過去イタリア出張の際は朝早く例えば6時台の電車に飛び乗って行動を開始、昼飯で時間を取るのが嫌なのでパニーニなどでサッと済ませ複数の用事をこなしていた。でも今回はなるべくゆったり過ごそうと思い朝の電車はなるべく遅い時間を予約した。街を歩いてもなるべくバールに立ち寄り小休止した。そうしてみるといままで正直どこに入っても同じ気がしてあまり興味のなかったバールやジェラート屋さんだったがステキな店も見つかったりもした。そして今回はピッティイマジネウオモを見てフィレンツェを後にしたのち移動も楽なトスカーナの隣州の小さな町で二晩ゆったりしようと考えた。どんな小旅行になるのだろうか?ちょっと楽しみ。楽しみと言ったら今回も尊敬する日本最高のモデリスタ柴山登光先生がピッティイマジネウオモにお越しだったので、幸運にも夕食をご一緒した。以前名古屋東区の名店、時計のヒラノのご主人平野さんに教えていただいた店パイオーロに出かけた。老婦人二人と穏やかなご主人が切り盛りしている清潔なお店でメニューも可愛い文字で手書きしてあり食べる前からちょっと期待。フィレンツェはハムサラミやパスタもドカンと多めに盛ってある店が多い気がするが、でてくる料理はどことなくマダムにも似て上品。店の赤ワインもテーブルワインなのに美味しく深みもある。温かいドルチェも後味にエレガンス感じる。いい店を教えていただいた。(アップロードに失敗したため写真を掲載しません帰国後追加掲載いたします。それもお楽しみに。)