1/9朝新幹線で名古屋駅から東京駅、日暮里駅を経由して成田に向かう。事前にウェブでチェックインしていたので成田空港でアリタリアの長い列に並ぶこともなく入国審査を経由しゲートへ歩を進めると、同じ便でミラノに行くことをお聞きしていた当店にとっていちばんの師匠というべき柴山登光先生に出逢う。18年前だっただろうかピッティ詣で先生とほぼ同時期に始まった。先生はテーラーとしてもモデリストとしても一流であった上にさらにイタリアミラノの洋服学校セコリでイタリア式裁断と縫製を学び直し、現在セコリジャパンの講師長としてモデリストを育成している。トレンドを熟知し、イタリア式縫製も熟知するモデルストは稀有な存在。世界最高のモデリストの証、ミケランジェロ賞も受賞されているのもむべなるかな。ずっと当店の縫製はこの18年間と柴山先生が作成したパターンを使い、縫製もずっと指導を受けている。 この間にクラシコ・イタリアが普及し、男のスタイルに注目が集まってきてビスポーク、オーダーメイドが注目を集めている今、日本最高のモデリスト柴山先生のパターンだから私どもは当店のオーダースーツは世界で通用すると胸を張ってお客さまにおすすめできる。先生がさきごろ鎌倉シャツさんとコラボで作ったマンハッタンモデル先生と鎌倉シャツ社長との対談はこちら)も話題となっている。今回も先生とピッティはどうだったかなどお話を聞きながらミラノとフィレンツェで楽しい夕食をさせていただいた。
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ミラノ駅近く、ノブレス・オブリージュ。ここは昨夏ネットで見つけた店だが、シーフード中心になかなかいい料理を出す清潔な店。
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先生とだったのでちょっと良いものをオマールのオレキエッテ。美味。 ノブレス・オブリージュ。
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フィレンツェにて柴山先生と。
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フィレンツェ中央市場近くチポーラロッサ。豆のアンティパスティ
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中央市場近くのチポーラロッサ。肉屋の経営だけあり、熟成具合が完璧でフィレンツェでいままで喰ったステーキの中で一番の柔らかさと味わい。フィレンツェ16年在住のブロガー、ゆきさんに予約してもらいご一緒しました。

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ピッティのサイトでブーツブラック社長と。11年連続のメインパビリオン出展で、ブーツブラックもまちがいなくシューズケアのクラシックブランドとして知名度が上がった。

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ステファノビジ氏と。彼のネクタイは当店でも好評。特に裏のないセッテピエゲ、スフォデラートはシルク本来の味わいの分かるネクタイとして好評だったのでまた今年も買い付ける。
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エルメネジルド・ゼニア社長フランコ氏と。今回ゼニアのスーツを着ていると話すとご満悦な様子なフランコ氏。
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もとエルメネジルド・ゼニア、現在ヴィターレバルベリスカノニコで活躍するブルーノ氏はいつもエネルギッシュ。現在カノニコ社が伸びているのもこの方の活躍があってこそ。この方も師である。
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左はオーダーファン必読の書「BESPOKE STYLE」「SEVILE ROW」「英国王室御用達、知られざるロイヤルワラントの世界」などの著者長谷川喜美さん。業界の一番人気ライターでいつも文章を拝見しております。facebook友達でこの方も師です。そして中央が世界最古の織物会社ヴィターレ・バルベリス・カノニコ社長と。さすがにすばらしい着こなしですね。まちがいなく師です。

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昨年初めて試みで買い付けたアレッツォのポケットチーフメーカー「ROSSI COLLECTION」のサクサクとした仕事ぶりが印象的なスタッフと。ここでいろいろなメーカーがOEMで作っていていい趣味のコレクションを展開しているので今年も買い付けた。