雪も降り、夜には気温が零下になるほどの厳しい春になりました。
先日ロロピアーナ社の荷物が着いたというブログを書きましたら春の気配を感じたお客さまが何人かご来店いただきました。現在はエルメネジルド・ゼニア社、ドーメル社、ヴィターレ・バルベリス・カノニコ社の素材の到着を待っている状態です。2月初旬には春物オーダーの準備ができましたとブログ、ウェブサイトでお知らせできるはずです。

春物の前にエバーグリーンな素材が当店に入荷しました。
入荷したのは一宮市で古くから毛織物を製造する葛利毛織で作られた秋冬のスタンダードなウーステッド、ドミンクス、ネイビーブルー無地。葛利毛織は古式ゆかしいションヘル織機でゆっくり丁寧に織っていることでも知られています。
ウール100%1mあたり340gの綾織ウーステッドは秋冬スーツ素材の定番中の定番。耐久性も十分あり、初めてスーツをオーダーされる若い方でも、長くスーツを愛好しているベテランの方でもおすすめできるスーツ用素材です。色もまったくクセの無いネイビー無地、日常のビジネスに着用いただけます。

日本製 ドミンクス ウール100%綾織ウーステッド340g
ネイビー無地  (ミディアムグレー無地もございます。)
スペシャルプライス オーダースーツ価格65000円(税込)


navy
今回入荷したネイビー無地。着用可能期間は10月?5月中旬です。

gray
ミディアムグレー無地

当店の縫製はすべて日本製、接着仕立てではなく、日本国内の縫製工場でハンドメイドのオーダーと同じフル毛芯を縫い付けて仕立てています。特に上着の胸の部分には馬の尻尾の一本毛を使った本バス芯を贅沢に縫い付けて使っています。本バス毛芯仕立ては立体感のある美しいラインが生まれます。またキュプラ100%裏地、本水牛、象牙椰子で作った天然ボタン、本切羽、角台場は標準装備。割増工賃なしです。基本の型紙は日本最高のモデリスタ、柴山登光先生が作成し、縫製も監修いただいております。