フィレンツェサンタマリアノヴェッラ駅を降りたらお洒落な男女がたくさん目につき、駅にも垂れ幕やデコレーションが一杯の年もあったが、今回は地味で目立つ装飾はない。どうやらあれはフィレンツェ市からピッティイマジネウォモを盛り上げる後押しあったようだが、世界的メンズファッションイベントに育ったので今となってはそんな必要もないかもしれない。入場前に60になったら帽子をかぶろうと決めたのでBorsalinoでダークブラウンの帽子ひとつだけ買う。それ以外目立つ装いはしていない。リアルクローズの見本市だということを忘れずに。

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付き合いはもう23年に。ロロピアーナ社アンドレアと。
会場の装飾も「THE PITTI BOX」とシンプル。でも会場内で使う紙コップやスタッフのユニフォームも今回の4日間だけでも設えているのはさすが。
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ピッティイマジネウォモ入り口で
半年毎に来ているので私自身驚きがあるわけではないが前回との「差分」は間違いなく捉えねばと思う。ただ正確に言わなければならないが、ピッティの会場みんな揃って同じ傾向を示すことは決してない。よく今年はどんな色が流行と尋ねられるがそれもあまりないかもしれない。ただマローネ/アズーロ、グレージュなどイタリア人が好む色調はあるのでそれがピッティウォモを通して伝播されるということはある。
今回初めてピッティイマジネウォモに来た西村さんに2、3時間ほど会場を回った感想を尋ねる。その答えは思っていたよりアイテムについては「普通でした。」とのこと。メンズファッションの現場に長い彼としてはもっとトンがったスゴい物が目につくかと思ったそうだ。しかしそれがピッティウォモが現実に着る服「リアルクローズ」の祭典である証でもある。しかしその「普通」であっても、オシャレであるかないか、売れるかどうかは厳然と峻別される。素材選び、歴史、スタイル、フォルム、マーケティング。これらがベストにマリアージュして初めて評価されるブランド、アイテムに昇華する。
西村さん、この3日間でその見極めができるかが成果となるはず。
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ピッティ群像
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熟成こそクラシック
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フォルムで勝負
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パビリオン外で
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ウールコートは今年も多い。
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足元チェック1

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足元チェック2
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キュプラの優位は間違いなく。
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ダブルを着るならラペルはボールドで。
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サプールなカップル
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ピッティの顔