日本では通称カノニコと呼ばれるヴィターレ・バルベリス・カノニコ社(VBC)のスタッフ、カリム・クーダリさんとインポートエージェントの大木さんが名古屋市内の主要テーラー訪問の一環として当店にご来店いただきました。
当店で最も人気のあるイタリア毛織物メーカーはロロ・ピアーナ社ですが、1663年創立で創立家がいまだに経営に携わる名門メーカー、ヴィターレ・バルベリス・カノニコ社は世界最大の生産規模でもあり、優秀な素材を良心的な価格でリリースして当店のお客様から高い評価を受けています。
ただロロ・ピアーナ社には当方からもなんどもイタリア現地に会社訪問を重ねて、ロロ・ピアーナの現地法人ロロ・ピアーナジャパンからも毎シーズン2度以上来店いただいて、リリースした服地の情報も詳細に伝えていただいています。それに比べると、ヴィターレ・バルベリス・カノニコ社からの情報は残念ながらけっして多いとは言えません。いまはお客様はブランドだけをたよりに服地の物性などテーラーまかせで仕立てる時代ではなく、お客様自身が積極的に服地の情報をネットなどお調べになるように変わってきました。やはりお客様が選んだ服地に対する知識が深まると、着る喜びが増えるということもあります。ですからご来店になったVBCのスタッフ、カリム・クーダリさん、インポートエージェントの大木さんに、これまでより詳細な服地の情報やストーリーをお伝えくださるようお願いしました。それが実現するとヴィターレ・バルベリス・カノニコ社(VBC)の素材の魅力もさらに増すのではと考えています。

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右から二人目がヴィターレ・バルベリス・カノニコ社のマネージャーカリムさん、そしていちばん左がエージェントの代表大木さん。ご来社ありがとうございました。