フランスのシンガーソングライター、ミッシェル・ポルナレフのこの曲を知っているのは我が同年代のはずです。このシェリーというのが女性の固有名詞なのか、それともお酒のシェリーなのかわかりませんが、今日はお酒のシェリーのお話。

スペインでは「ヘレス」と呼ばれているシェリー、ざっくりいうと白ワインにブランデーを加えた酒精強化ワインとも言われています。

若い頃、吉田茂元首相のご子息吉田健一さんの著作にシェリーの代表格、ティオ・ペペが出てきて、その独特で丹精な文体で描かれるシェリーへの美味礼賛に惹かれました。以来、酒屋でティオ・ペペを見つけると買って家で楽しむこともありました。白ワインをぐっと辛口にしてスモーキーにした香りで大好物です。

2018年ピッティウオモの帰りマドリードに立ち寄った際、街の真ん中のプエルタ・デル・ソル広場にTIOPEPEのどデカイ看板があって、シェリーはスペインの国民的な酒なんだなと知りました。シェリーは生産量の3割をイギリスに、そして3割をオランダに輸出しているそうです。日本への輸出は生産量のなんと0.3%だそう。もっと飲まれてもいい旨い酒です。

2018マドリードプエルタ・デル・ソル広場でみつけたTIPOPEPEの看板

Facebookを見ていたらシェリーのウェブサイトを発見。ティオ・ペペのGONZALES社ではなくルスタウ社。見ていたら買いたくなってたまらず、オロロソ一本とアモンティリャード2本をポチリ。今日送られてきました。仕事のあとに一杯いただくぞ!@!@

FacebookにでてきたこのCMに思わずポチる。
左からオロロソ ドンヌーニョ、アモンティリャードロスアルコス、アモンティリャード エスカドリリャ

下はWikipediaからの引用。
アモンティリャード(アモンティジャード)
琥珀色で柔らかな辛口。フィノとオロロソの中間であるとされ、フィノの熟成タイプとも呼ばれる[2。規定アルコール度数は16-22%であり、熟成期間が長いほどアルコール度数も高い[23]。大部分がスペイン以外の国で消費されている。1987年のデンマーク映画「バベットの晩餐会」では、主人公の女性料理人が食前酒としてアモンティリャードを供し、フランス駐在経験のあった将軍がその上品な味わいに唸るシーンがある。
オロロソ
規定アルコール度数は17-22%。フロールなしで酸化熟成しているために色合いが濃く、ブランデーやアメリカンコーヒーに近い。香り豊かで味わいはまろやかであり、コクや力強さが感じられる。内陸部にあるヘレスは酸化熟成に向いているとされる。