イタリア,ヨーロッパへの旅を17年続けているが、旅の前はウキウキしてくるというより実は神経質になっている。最初の頃はバカみたいにたくさんの不要な荷物を大きなスーツケースにもっていったり、日本でよく見るようなディチェコのパスタをただ半額だったという理由でローマで大量に買ったりと全く子供じみたことをしていたがそれからはだんだん旅慣れてはきたが、準備がちゃんとうまく行ったかどうか、大事な物を忘れていないか、直前に風邪をひいたらどうしようとか不安が旅のまえには頭をもたげてくる。昨日はなぜか咳が出て頭も少しいたくなってきて鼻水もでてきた。あれ?インフルエンザかなと思って妻にいうと今更医者に行ってもどうしようもないでしょと突き放された。しょうがないのでこわごわ体温計を脇にはさんで3分待ち見たら体温は36度もない。まったく取り越し苦労にもほどがある。旅に出ると旅先での不安もあるし残された家族が無事でいるのかどうかという心配も重なる。旅慣れれば旅慣れるほど旅の怖さを思うこととなるのは損な性分だとも思う。
でも秋にはそんな不安な気持ちも忘れ旅の計画を考えるというところをを見るとやはり旅が好きなんだろう。旅に病んで夢は枯れ野をかけめぐるという俳句ををエコノミークラスの狭い座席でかたまりながらおもいだす。これは旅で病むのではなく「旅」という「病」に取り憑かれるという意味かもしれないと古文の素養もないままにいたずらに考えたりもする。

朝4時40分に起床タクシーで金山駅に向かい電車でセントレアに。チェックインでシャルルドゴールまでの便はエコノミーから プレミアムエコノミーにアップグレードしてくれた。普通のビールを頼んだらエビスが出てきたくらいのうれしさがある。セントレアのラウンジに到着した。旅行の際はラウンジはやはりとてもうれしい。今年は楽天カードになったのでラウンジが変わった。ちょっと内装がプアーになったがまあしょうがない。セントレアの外のラウンジは生ビールがいただけるのでほかの空港よりもいいと思う。以前息子があまりのうれしさにただの生ビールを5杯飲んで顔を真っ赤にしていたこともあったっけ。いままで行ったことのある中のラウンジでははなによりシャワーもあるしシンガポールは良かった。

セントレアから成田を経由しいまはシャルルドゴールでミラノリナーテ空港までの便を待っている。オーガニックのカフェ(そういうのがフランスだね。)でスカイプ経由でネットにつないでいるが便利になったもんだ。あとすこしでミラノに着きます。DSCN4839
シャルルドゴール空港にてミラノリナーテまでのエールフランス便を待ちながら