イタリアに通い始めて18年。それで分かったのだがイタリア人は新しい物が好きでデジタル物が好きなひとたちである。まず18年前初めてイタリアに着いてから驚いたのは高速道路でTELEPASというETCがあったこと。日本はデジタル大国と思われているのでETCも早く導入したかとおもわれているがその頃日本にはETCはかげもかたちもなかった。それから携帯電話が出だした頃は広場にいるひとのほとんどは携帯をかけている景色もすごかった。それで話している内容は「チャオ」とか「ママいつ着くの愛してるよ」とかいうたわいないこと。街角にインターネットカフェができたのも日本を先んじていた。いまはどこのホテルでも間違いなくWiFiが無料でつながる。ロビーだけではなく部屋でもつかえるホテルも多い。多くの人はiphone かブラックベリーを持っている。今フィレンツェの街には電気自動車の充電器もあり、日本では見たことないスマートの半分くらいの超小型車も走り回る。フィレンツェの裏地店マリックの店主アンドレアはmacのあたらしい機種のCPUや記憶デバイスの性能について熱く熱く語る。macやipad,
iphoneは最新の物を持ち息子さんはフィレンツェのアップルストアに勤めているのが彼の誇りだ。新しい文化に対して吸収力が早いのはやはりローマが属国の文化を吸収してのびてきた気風が未だに残っているからなのかと思ったりもする。

イタリア人は怠け者と思われている。しかし夏にイタリアに来ると6月でこの暑さ。これなら7月8月は働く気を無くして長いバカンスに入るのも人間としては当然である。英国は都会のロンドンでも夏でもまるで軽井沢にいるかのような爽やかさ。一年中これは働きます。イタリア人は決して怠け者ではありません。わたしはロロピアーナさんに服地をオーダーしても一週間足らずで名古屋につくし荷物がどこかにいってしまったなどのことは今まで一度もない。例外はあるがほとんどの料理屋の店員は日本より少ない人数できびきび働いている。マニュアル以外のことはなにもできずに能面のような顔をしてはたらく日本のチェーン店の居酒屋店員とはちがう。物を買うだけでなく一杯1ユーロのエスプレッソ(夏はカプチーノでなくエスプレッソが旨く感じる)を飲んでも領収書は間違いなくくれる。お店に入っても欲しいものを伝えると極めて真摯に接客をしてくれる。ただ自分が何を欲しいか分からないという風情でお店に入ると極めてつめたい対応になるがそれは曖昧なことを許さないヨーロッパ人でしょうがないきもする。
わたしも今はテキストをたくさん入力するためmacbookairをもって旅をしているがたぶん旅で最強なのはipadだろう。 軽いしきれいだし特筆すべきは電池の持ちがいいこと。わたしは一番古いipadを持っているので毎年新しいのが出るのにはちょっと辟易するがわたしも何代かあとには新しいのを買おうかとも思う。
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フィレンツェ共和国広場で見つけた充電器DSCN8156
この車は前後で二人乗り。アメリゴベスプッチ橋で