このブログでお客様に告知したライブが昨日当店で行われた。洋服屋としての設えを取払いだだっぴろいスペースにしてそこにあるだけのイスを並べたのにわか仕込みだったが甲府からクルマを飛ばしてきていただいたバーブ&リリーは本物のボサノヴァを聞かせてくれた。声とギターだけ、これがボサノヴァである。これだけでふくらみのあるメロディ、リズム、そして詩を楽しむ。ブラジルで生まれたこの音楽のヒストリーも解説しながらの演奏でお客様もとても楽しんでいただいた。演奏がおわり、お客様とともにお酒も少々楽しむ事が出来た。手みやげもたくさんいただいた。そしてお礼の電話やメールもいただき今はとても幸せな気分。

店でライブを開く。これは実はお客様のためだけではなく、またもちろんミュージシャンのためでもなく実はぼくの道楽にほかならない。若い頃センチメンタルシティロマンスの事務所でPAかつぎなどを手伝わせてもらいながらライブを仕立てる楽しさを感じていた。じぶんで演奏するのも楽しいが下手なおやじバンドで自己満足するより、気に入ったミュージシャンを探しライブを企画し、ミュージシャンと打ち合わせ当日を迎える。開演の緊張する時間から最後のアンコールの声がやむまでずっと全体にこころくばる。今日のお客は最高だったな、などと打ち上げお酒を飲みがら語る。そんな営みがとても好き。道楽につき合ってくれたお客様、バーブ&リリー、そして妻に感謝。 
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 バーブ&リリー オーダーサロンタナカでのライブ 2013/11/10
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