先週の木曜は長いお盆休みの最終日。お盆の後半はずっと店に籠もって仕事をしていたので、最終日くらいどこかに行こうということで、木曽駒ヶ岳に登ることにしました。だって名古屋は摂氏38度。三密もなくて涼しいところいえば山の上しかありませんよね。
バスとロープウェイを乗り継いで「千畳敷駅」に着きます。千畳敷カールを登り、乗越浄土までは急な上り坂だが50分も登れば着きます。目の前に宝剣山荘が有り、そこの横の小高い岩山が宝剣岳。危なそうには見えないが鎖場が続き、滑落すると命が危ないルート。2年前妻は相当ビビっていました。でも今年は3回目なので余裕で鎖場を登って宝剣岳頂上へ、ここから千畳敷カールががっつり切れ込み、高所恐怖症の方はまずむりな絶景です。
でもそのまま戻るのではなく左の方向に進むとこれがすごい。前と後ろがすとーんを切れ込んだナイフエッジのような「痩せ尾根」。滑落するとまちがいなく大怪我か死が待っています。ここを岩に記された○を追って進んでいきます。お盆の直後ですが人はまったくいません。岩の絶壁に鎖がタラーンとたれている場所の上から妻の声が聞こえるので、いっしょに行った娘と、えっここを登るのと顔を見合わせました。怖い尾根道が続きますが、なぜか苦しくはありません。正直楽しい、お手軽なアドベンチャーです。登山の先達、モリカワ隊長に言わせると「上級者コース」らしいです。怖いもの知らずの素人だから行ける道かもしれません。宝剣岳縦走でした。