コロナ禍でもゴルフは幸いにして許され、そのため心の平安を得ています。ただ近頃雨のゴルフはキビシイ。今日木曜は雨の予報だったので家にいました。

部屋をリノベしているので大工さんの仕事を見る機会がありました。注意深く見ていると、まず段取り、そして資材、道具を揃え、測って作業。次の仕事にかかるまでちゃんと養生をしてそして作業が終わるときれいに掃除。そんなルーティンがあるので仕事がはかどるんですね。当家の物置に父が使っていた木製の机と引き出しが捨てるにしのびなく残してありました。いつかそれをきれいに再生させようと思い、木の表面を磨くサンダーも買い揃えたりしましたがなかなかできませんでした。

このたび大工さんの仕事を見ているとそんなクラフト魂に火がついて、一週間前から作業開始。洋服屋ですからみだしなみから入ります。ちゃんと手袋、作業着、ヒザ当てもホームセンターで揃えました。木工所を経営していた友人にやり方を教えてもらったりしながら、何日もかけて磨き、欠けているところはパテで埋め準備をしていました。そして今日の休みは朝から店の軒下で塗装を施しました。

ホームセンターで選んだのはつや消しの水性ウレタンニスのエボニー色。刷毛で塗料をなじませ、一気に塗り、乾いたら重ね塗り。サンドペーパーをちゃんと掛けたので味わいのある仕上がりになりました。亡き父親も愛用の机の再生にきっと喜んでいるはず。

晴れた休みの日はゴルフで、雨の日は職人仕事、つまり晴耕雨職は楽しいからしばらくつづけようかな。

塗装の前の磨きは大事。
塗装中の引き出し。
父愛用の事務机は磨き途中
味わいを残しながら再生完了。