錦という華やかな街に住んでいるのでクリスマスイブには浮かれた人たちがいっぱい歩いていてなんかちょっとやだなと思っている仏教徒です。

いつもお世話になっている前田直人さんの店「ローズマリーハート」でクリスマスイブの夜、告井延隆さんがビートルズナンバーを独りで伴奏、メロディーともにギターで弾く「サージェント・ツゲイ ワンマンバンド」のライブがあるということで駆けつけました。

46年前センチメンタル・シティ・ロマンスの事務所に入り浸っていたとき、告井さんにはよく会っていたのですが、実はすでに乱魔堂というバンドでプロとして名が知られていました。ですからセンチメンタル・シティ・ロマンスのメンバーの演奏を指導していて、いわばザ・バンドにおけるガース・ハドソンのような立場だったのです。そんな告井さんですから弱冠18才の坊主のわたしは声をかけることもできませんでした。

長く加藤登紀子のバックをやっている日本でも有名なミュージシャンズミュージシャンの告井さんがオープンコードという技術を駆使して、ビートルズの曲のメロディとコードを同時に奏でています。ただ曲をなぞるだけでなく、ビートルズのグルーブ感すら感じる本当に素晴らしい演奏です。

古い曲から、サムシング、ア・デイ・イン・ザ・ライフなどの有名な曲まで、イン・マイ・ライフな途中のハープシコードの間奏も見事に再現。マーサ・マイ・ディアはピアノ曲なのに素晴らしいギターの曲として演奏です。告井さんがギターを演奏すると、どこからかここの居ないはずのビートルたちの演奏が聞こえてくるようです。昨日はとくにアビーロードB面のメドレー、「ロング・ワン」と称される

You Never Give Me Your Money
Sun King
Mean Mr. Mustard
Polythene Pam
She Came Through The Bathroom Window
Golden Slumbers
Carry That Weight
The End

をギター一本で奏でるという前代未聞な超絶技巧を披露。もう感激してしまいました。指板も見ずに演奏される姿は告井さんの演奏はいわばビートルズ界のジミヘン
おかげでほんとうに素晴らしいクリスマスになりました。告井延隆さんに感謝。そして企画してくれた前田直人さんにも感謝。

告井延隆さんの信じられないほど素晴らしい演奏。
良いお店です。