春のスーツ素材スペシャルプライス(2/1)

スーツ、ジャケットをオーダーされるお客様のご期待にお応えするため、当店は例えば価格別にAランク仕様Bランク仕様などは無くすべて私どもが「最良と考える一つの縫製グレード」で行ないます。今のスーツはサイジングがとても重要。サイズの設定次第でスーツがまったく変わってしまいます。当店は全てのお客様に対してヨーロッパのスーツを学び過去2万5千着以上の経験をもつ店主が入念に採寸しよく話し合った上お客様のイメージに合うようサイズを設定いたします。

平面であるスーツを立体的にするため芯を使いますが当店でオーダーいただいたスーツ、ジャケット（アンコンジャケットは除く）はすべてウール毛芯胸には胸には馬のしっぽの毛を使った本バス芯を接着ではなく縫い付けています（芯スエ）。これにより 立体的な「高さのあるバスト」と型くずれ防止を実現しています。ウール毛芯も厚く重いものを使うとオモテ地の良さを損なうためあえて縫製の難しい薄い毛芯を使用しています。これはいま一番スーツの縫製技術が進んでいるイタリアから学びました。

せっかく良質なウールで洋服をオーダーするのですからボタンや裏も天然の素材を使う。裏地は安物スーツが使っている ポリエステルは使わず、摩擦係数が少なく、静電気が起きず透湿性が良い天然由来のキュプラ（ベンベルグ）を使い、ボタンは水牛の削り出しか象牙椰子の実を使ったナットか蝶貝か高瀬貝から削り出したシェルボタンを標準装備しています。

本来の袖の作り方である本セッパ本開きを標準装備、AMFステッチ、内側の角台場などエレガントなオーダースーツに必要な仕様は標準装備しています。

イタリアの洋服学校セコリの講師でもある日本最高のモデリスト、柴山登光氏がスーツ、ジャケット、パンツのパターン製作を担当しています。そのため美しいシェイプのバランスの良いクラシックスタイルを実現しました。パンツはタックのパンツとノータックのパンツは全く異なるパターンを使い美しいシルエットでお仕立てします。