お知らせ
本年のロロ・ピアーナ カシミアフェア カシミアコースヘア特集、昨日10月20日(日)で終了いたしました。たくさんのオーダーありがとうございました。
娘に伝える現代史
今、日本人は本当に幸せだと思う。衣食住も満たされ、言論の不自由もないし知りたい情報はネットですぐわかる。びっくりするほど安く海外に行くこともできる。そんな時代はどう作られたのか知らなくても生きることは当然できる。
でも今後も今よりも良い「次の時代」を生きたいと思うなら、明日の日本を築くために知っておくべき現代史についての本、谷口智彦著「明日を拓く現代史」を友人のコダマくんから教えてもらった。著者、谷口智彦さんは私よりひとつ上の同時代人で東大を出た後、日経BP記者などを経て、現在安倍総理のスピーチライターをすべく内閣官房参与をしている方。今よく使われる言葉「ウィンウィン」もこの人の造語とも言われている。慶応大学の教授として大学院生への講義を本にしたもので中印戦争、日米同盟、スエズ危機、そしてニクソンショックなど表面的なタイトルくらいしかしらなかったこれらの事件の「大きな意味」を平易に解説していて目からウロコが落ちる思い。読み始めてすぐ、これは次の世代の人に読んでもらいたいという気持ちになった。
ちょうどこの週末、東京の大学に通っている娘が帰ってきたので、この本を紹介して、どう、読んでみる?と聞いたら読みたいとのこと。娘に譲るためにピッチを上げて280ページを読んだが、読むたびに最後まで新しい発見がある良書でした。子どもたちのため日本が良い国でありつづけてほしい。そんな思いでこの本を渡しました。
題名を改めて文庫として今年あらためて出版されました。
2013年に出た本ですが、今でも全く新鮮。
参考までに目次。一講から四講、講義をもとにしているので章でなく講。
五講から八講
九講から十講