昨日は妻は実家で母のお世話、そしてゴルフ友達は予定が詰まっていて、だれもゴルフにつきあってくれない。ならばと楽天GORAのひとりゴルフに挑戦してみることに。ひとりでゴルフをしたい人を集めるサイトでおそるおそる覗いてみたがなかなか興味深い。えいやとばかり選んだゴルフ場は東濃カントリー倶楽部。父親がメンバーとなっていてずっと以前よく行ったことがあるので懐かしくもありここにした。
ゴルフの前は待ち遠しさとちょっとの不安で眠りにくいが赤ワインの力を借りて前日は午後10時には床につく。朝6時20分に家をでてコースについたのは一時間後。どんなメンバーかと心配だったが、いい人たちでした。私の少ない取り柄の一つが空間の記憶能力があること。30年前に何回か回ったコースだが昨日のことのように個性的なひとホールひとホールが脳裏に蘇ってくる。誰といっしょに回ったのかもフラッシュバックのように思い出す。昨年亡くなった後輩T、今は会わなくなった友人、気がつけばみんないなくなってしまった父の友人や親戚の面白いおじさん。そして23年前亡くなった父。
父は距離は飛ばないがボギーを上手に取ってくるシュアーなゴルファーだった。ある時この東濃カントリーの谷越のミドル12番がドライバーで越えなくなって、もうつまらないからゴルフはやめるわといってクラブを置き、それから5年後父は旅立った。その頃東濃のオーガスタとぼくらが勝手に呼んでいたショートホールに来たら、そんなことを湧き上がるように思い出して胸がいっぱいになった秋の午前、ゴルフ・サウダージ。
サウダージ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポルトガル語で、特に歌詞などに好んで使われている。単なる郷愁(nostalgie、ノスタルジー)でなく、温かい家庭や両親に守られ、無邪気に楽しい日々を過ごせた過去の自分への郷愁や、大人に成長した事でもう得られない懐かしい感情を意味する言葉と言われる。だが、それ以外にも、追い求めても叶わぬもの、いわゆる『憧れ』といったニュアンスも含んでおり、簡単に説明することはできない。
オーガスタの12番名物ショートホールにも似た東濃5番ショートホール
バンカーの感じがオーガスタナショナルに似ている気がします。