お客様に季節の新しい服地が入ったことをおしらせるするダイレクトメールを作って今日投函した。
ダイレクトメールはいわば店からお客様への「ラブレター」。お店として伝えたいこと、どんな事がお客様は興味があるか考えひとりディスプレーにかじりついて作っている。
30年前、この仕事を始めたときはテーラー専門のデザイン会社があってそこに依頼していた。御幸毛織、大同毛織から提供を受けた写真を載せた用紙に印刷する方式でいわば名古屋地方のテーラーがほとんど同じ物だった。
それではいけないと思い、手書きとかいろいろ試行錯誤を繰りかえしていた。そしてマッキントッシュ、当時オールインワン機のパフォーマ575との20年前の出会い、今では当たり前になっているがディスプレイに表示された物と同じ物が印刷されるwysiwygつまりWhat you see is what you get.を知り感動。それ以来マックで当店のダイレクトメールは作られている。使い勝手が極めて良かったクラリスワークスで作っていたがアップグレードもしなくなってしまったから今はページズというアプリケーションで昨年からカラーで作っている。
マックの機種もその頃は小さいブラウン管だったが今は液晶で27インチ。CPUも昔はモトローラで今はインテルになって2.8Ghz core i2以前はマックを買うって清水の舞台から飛び降りる気持ちだったがいまはふつーに買うことができる。隔日の感である。
当店のダイレクトメールの特徴はサンプル服地が貼ってある事。小さい服地だが服地のよさを分かっていただけたらとおもいずっとそうしている。妻が定規とはさみで手際よくカットしてる。
文章のデザインレイアウトに一日半、服地のカットに4時間。ダイレクトメールに服地を貼付してタックシールと切手を貼るのに2日。以前はもっと時間がかかったがなんとか妻と二人でお客様がいらっしゃらないときに職人と化して黙々と仕事をしている。