朝のニュースでは東京の早朝は零度以下で春なお寒い事を伝えていた。でも朝の散歩に出てみれば光はたしかに春。名古屋城のお堀に薄氷は貼っているが氷のないところで水鳥は戯れて、公園ではお年寄りがグラウンドゴルフしていてその動きは硬くない。楽しそうなのでリアルゴルファーのわたしでもいっしょに入れてほしいなあとおもって眺めていた。ひごろ日本はどうなるのか、スーツ屋に将来があるのかなどいろいろ思い悩んだりするが
朝散歩して季節がちゃんと来るのを感じるとなんだか安心する。名古屋の街に生きているちっぽけな洋服屋が地球という星に今存在するだけ、そんな簡単な事実を楽しもう。
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薄氷は張っているが空気の感じはまちがいなく春。
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グラウンドゴルフは楽しそう。ゴルフが出来なくなったら入れてもらおう。

目の上のたんこぶ
実を言うと、当店ととなりの家の間の歩道に昨年の12月から750CCのホンダの大型バイクが放置されていた。バイクをみるとだらしなく乗っている風でもなくお金をかけてチューンナップも施されている。盗難車でないか、なにかの犯罪に関わっているのではないかと2度交番に相談したがそれでもずっとなしのつぶてで置きっぱなし。家の前とはいえ公道だし放置してあるとはいえ所有権はバイクの持ち主にあるので勝手に処分するわけにいかず苦慮していた。でも今朝、持ち主が岐阜ナンバーの軽自動車に乗って現れ、長い事放置してあるのでなかなかエンジンも掛からなかったそうだがやっとのことでエンジンを起動しどこかに走り去ったとその様子を陰から見ていた妻から報告があった。馬鹿野郎と言いたかったがそれ以上手をわずらわせず移動ししてくれたことにありがとうといいたくなるような変な気持ち。でもスッキリした。うれしい良い朝。
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3ヶ月放置してあったバイクがなくなりすっきりした当店の前。街で暮らすということはこういう苦労もある。

三寒四温で春が近づくとゴルフの虫がうずうずしてくる。私はゴルフ道具の手入れが大好き。プレーした後する前にはパターアイアン、メタルウッドのグリップの手入れは怠らない。若い頃東海中学の金持ちの友人達は毎年ニューモデルを買ってスキーに行っていた。彼らが言うには古いスキー道具では良くないらしい。そんな彼らを横目に冬休みはウインタースポーツに縁もなく少しいじけた気持ちでこたつで丸まっていた。いまは石川選手の活躍で若者もいっぱいプレーしているがわたしがゴルフを始めた35年前はゴルフは年寄りのスポーツといわれていた。そのころ気がついたことゴルフ場では新製品ってあんまりかっこ良くない。使いこなした道具、さりげないカントリースタイルファッションそして美しい弾道のボールを打つ事がいちばんかっこいいと知った。そんな「哲学」があるからわたしはころころクラブは変えない。特にパターについては一本だけを長い年月使う。たぶん今使っているスコッティキャメロンスタジオスタイルNEWPORT2も7年くらい使い続けているはず。入る入らないは腕と運でパターには罪は無いのでころころ変えずずっとずっと長く使い続ける。これからもこのパターでゴルファー生活を楽しんでいきたい。
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ぼくのスコッティキャメロン。これからも長い間使っていきたい。