火曜日の24日は遠方からの客人が多い日だった。私の祖母はとにかく我が家を多く人がくる家にしろということを良く言っていたそうだ。当店の創始者であり45年前に亡くなった祖母は建物のインテリアやデザインに凝るより雰囲気がよく感じがいい人がたくさん立ち寄ってくれる家にしたかったようだ。そういう考え方が当家のグランドデザインになっていると思う。行きかいの多い家に福来る、そんな感じだろうか。夕方には北海道で税理士をやっている平野重善が立ち寄ってくれた。何年か前、北海道にしもちゃん、すぎはらと行った際にススキノを案内してくれたこともある。彼は私と同じ無名大学を出て名古屋の企業に就職して5年で夢破れて北海道の実家に帰ったがそれから努力を重ね40を超えて税理士になり独立していまや関与先が80社を超えているそうだ。北の国のナイスガイの今後の活躍にエールを送りたい。
平野氏、何年か前札幌にて
最近、箱の赤ワインを買って家族で飲んでいる。私の店の2階に10数年前ルウイというフランス料理店がありその関係でワインについては30年前から飲んでいた。でもつまるところワインはそこそこ旨ければ文句や蘊蓄は言わないということに決めている。 ワインは一日の終わりを楽しくする酒で食事も美味しくなる。のうがきや蘊蓄を言うと急にお値段も高くなるのもワイン。そこそこ旨いワインでよければ上等である。そんなリラックスした気ならお値打ち価格なものも沢山見つかる。そんなことで今回近所のリカーマウンテンで見つけたのはオーガニックで育てたスペインリオハ地方のテンプラニーニョ種の箱ワイン。3リットルつまりだいたいワインのビン4本分入って1500円、一瓶あたりなんと400円たらず。欲しいだけ蛇口から赤ワインが出てくるなんてなんか幸せ。昨日はバーミキュラ鍋で骨付き豚肉をグリルしてこのワインを楽しんだ。
こんなワインが家にあると夕食が楽しくなる。
昨日そんなことで赤ワインを飲みながら家族で話していた。中三の娘が言うのにはDS(わたしは関心はないがたぶんゲームだと思う。)がないのは友達の中で家くらいだよ。といっていた。私は娘に向かって、「みんな持っているってモノにはまったく関心がないんだ。だれも持っていないっていると食指は動くけど。」と言ったらそれに応えた娘の言葉がふるっていた。
「お父さん、そういうのはやっぱりアパレルとかファッション関係の人の発想なんだよね。おとうさんなんかその典型だよ。」ぼくはなるほどそうなんだ!と合点がいった。娘もぼくのふるまいをよくみているなあとちょっと感心した。