フィレンツェのこの時期は摂氏35度を軽く越える。猛暑の中のピッティインマジネウオモでは多くの人がパンツにシャツをうでまくりスタイルだったが、やはり洋服屋魂というかとにかくカッコいい服をきなけりゃという御連中のスタイルをウォッチングしていた。何を着ているかも重要だが「どんなサイズを着ているか」もとても重要だ。今のイタリアのサイジングを研究するのはオーダースーツ屋であるわたしの使命と考えている。

パンツについて
これは写真を見ると分ると思うが細いスタイルの流れがいまだ継続していて 裾巾19.5〜18.5だろう。これ以下だとストレッチ素材でないと無理なのでもう限界だと考えている。ほとんどノーブレイクともいえる短めの丈も変わらず継続している。これが靴がいちばんきれいに見えるわけなのでこの傾向はしばらく続くと考えている。美しいクラシックスタイルの実現にはスマートなパンツが必須だということだ。これにたいするアンチテーゼで太いパンツもそろそろ出てもいいかと思うが今はそれが主流になるほどの力はない。
ジャケットについて
ジャケットの丈は相変わらず短めだ。でもバストの設定は日本ほどアンダーサイズではない気がする。実際のバストに対して余裕を10cmくらいしかつけないアンダーサイズが現在スリムスタイルを好む日本の方に人気があるが、イタリアでは肩幅こそ少し小さめにするにしろバストの余裕はちゃんと12cm〜14cm入れていると感じている。ジャケットの写真をみるとあまりアンダーサイズを感じないことが分るはず。やはりサルト(ハンドメイドテーラー)文化があるのでサルトと相談して落としどころをその辺りにしているのではないか。またヨーロッパ人は日本人よりガタイがしっかりしているのでそのくらいないと可動域が確保できないかもしれない。ただダブルブレストジャケットについては余裕をつけるとかっこわるいのでアンダーサイズ気味になっている。

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麻とシルク混素材のチェックジャケット
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ピンクのストライプの麻ジャケット
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イタリアの伊達男ここにあり。
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ピンクのシアサッカージャケット
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前の写真の方とおなじだがブルーのシアサッカーのジャケット
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ブルーのなんの変哲も無いジャケットだがサイジングがいいとスタイル良く見える。

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おとうさん!この真夏に革ジャンはねーだろ@!@!
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シルク混かツヤのあるシルバーグレーのスーツを極めてクラシカルに着ている。
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サックスとデニムでグラデーションの組み合わせ。
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ジャケットはクラシカルにでもパンツはロールアップ。
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グレーに20mm巾のペンシルストライプ、ブルーのシャツに濃紺ソリッドタイ、チーフはリネンと優等生的コーディネイト。
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濃紺にワインレッドのウインドペンジャケット。赤バッグが素敵です!
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マッチョマン、Tシャツにジレってイーネ!
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有名なシモーネリーギさんお声をかけたら親切に道を教えていただいた上、お写真をとらせていただきました。チャコールの無地スーツ、グレー無地ネクタイ、ライトグレーのグラデーションがいいかんじ。この方のジャケットもそんなピチピチじゃなくクラシックにいいかんじのハンドメイドスーツです。