できるなら、もし許されるのならこの夏一度でも山登りをしたい。ずっとおもっていました、調べると禁止されているわけではなく立山アルペンルートは動いていました。そこで天気を見ながら昨日朝5時名古屋をでました。

今年初めての登山だと緊張しながらクルマに乗っているとなんと太ももに嫌な感じ。足がつったのです。ああ、もう今日は登れないのかなと思って足をマッサージを続け、15分ほどでなんとか小康状態に。改めて立山山麓の立山ケーブルカー立山駅に向かいました。9時20分発ケーブルカー、バスを乗り継ぎ、登山の起点、「室堂」に着いたのは午前10時半。青空と雲をバックに山頂が望める絶好の天気です。でもあせって急ぐと身体が順応しないので、まず最初の目的地立山の肩の部分にあたる「一の越」までは何度も休憩しながらそろそろと歩を進めました。そこまでは石が敷いてある道ですがそこから立山山頂「雄山」までの道は割れた岩の急な坂です。つまずかないように登山道の岩に記された赤いペンキの目印を追いながら山頂を目指しました。他に登山者はいましたが夏山シーズンまっさかりの今の時期にしてはコロナの影響で登山者は少なかったかもしれません。朝つった足のことはずっと心配していましたがなんとか登っていくことができました。

山頂には40分ほどゆっくりしてから下山。ここからが太ももの筋肉に負荷が一番かかると思い、なるべくそろりそろりと下がっていきました。ガスに見え隠れする室堂周辺の美しい景色を見たり、立山の山体を感じながら足のことに意識が行きすぎないようにして一の越に戻ったときは、ああこれでなんとか登れたとほっとしました。

一の越から50分かけて室堂に戻ったのは午後3時40分。ことしも立山登山ができました。立山は日三大霊山と言われ神の山です。きっと立山が我々を迎えてくれたのでしょう。

室堂から雄山山頂を望む。
室堂に咲く花
室堂から一の越までの道には真夏の今も雪渓が残る。
一の越まではゆっくり進む。
岩の雄山を登りながら室堂周辺を望む。
雄山登頂
雄山から黒部側をみると氷河が見える。
ガスってきたのでそろそろ降りよう。
よく登ったねと花に励まされる。