昨日のブログでこの秋冬はロロ・ピアーナ社のパンツ素材がたくさん揃うことをお伝えしました。お盆前にその中の一つをお知らせいたします。

ロロピアーナのデニムフラワーは昨年惜しまれつつ完全終了いたしました。ロロピアーナスタッフからの情報だと、デニムフラワーのために大量に買い付けたホアキン渓谷産のオーガニックコットンの原料を完全に使い切ったとのこと。残念でなりません。

ですが今年新発売したロロピアーナの完全子会社であるソルビアティリネンデニム。一本自分用に仕立ててみました。完成サンプルとしてお客様にご覧いただいていましたがの履き始めたのは先週から。それがなかなかオンリーワンな良い着心地です。ツヤもあり、ロウ引きしたようなツルッとした独特の触感はさすがロロピアーナの子会社。ロロピアーナ社の公式見解ではありませんが、このリネンデニム、ソルビアティブランドではありますがロロピアーナ社内のウール用の織機で織っているのは間違いないとにらんでいます。ウェイト1mあたり570gのしっかりさは、さながらデニムフラワーの後継機種。56%コットン&44%リネンですが秋冬にも十分使えます。近頃ピッティ・ウォモでも秋冬のリネンをよく見かけます。リネンのざっくりした表面感が秋冬シーズンにも使えると再評価されているのですね。オーダーサロンタナカはこの秋冬のジャケットに合わせるため,アイボリーホワイト,ミディアムグレーの2色を選びました。

ソルビアティ リネンデニム
MADE IN ITALY 56%コットン&44%リネン 570g/m
・アイボリーホワイト無地
・ミディアムグレー無地
SPECIAL PRICE オーダーパンツ価格 33000円(税込)

アイボリーホワイト無地
ミディアムグレー無地

ソルビアティ リネンデニムオーダーパンツおすすめの仕様

パンツ内側のキュプラ膝当て無し
通常ドレスパンツの内側にはキュプラ裏地の膝あてが縫い付けてあります。ただジーンズにそれがありません。このリネンデニムはジーンズのように素材の味わいをダイレクトに感じていただきたいのでキュプラ膝あて無しがいいかもしれません。

ドレスパンツは通常この部分にキュプラ100%裏地が付きますがこれは省略しています。

スソはミシンたたき
1mあたり600g近いウェイトがあり、厚い素材なのでスソをダブルにしたり、ドレスパンツのように約12cmのヘムをつけるとさらに厚ぼったく感じます。ですからジーンズのようなミシンたたき仕上げがおすすめです。


ワンプリーツ
ピタッとしたパンツより腰回りにある程度余裕のあるワンプリーツパンツがクラシック感もありいいかもしれません。

ワンプリーツ。これはサイドアジャスター仕様(プラス1000円)