大好きな落合博満監督が残念ながら今年退任することになったが彼のそだてたドラゴンズは本領をシーズン終盤になって発揮してきた。投手陣は盤石、悲願だった右の強打者の育成も平田良介の成長でめどが立って来た。チームが弱くなると休養を経てクビになるのは監督という仕事の宿命だがチーム史上最高の状態で退任する落合監督はまさに武士、もののふとも言うべきすばらしいひきぎわである。彼のことは一生忘れない。

野球もシーズン前の準備がもっとも大切。オーダースーツジャケットの店である当店も同じである。まだ冬物オーダーも本格的に始まっていないがもう春夏の準備がちゃくちゃくと進んでいる。昨日はロロピアーナジャパンの加藤君と次期春夏の買い付けを行った。世界一高品質ウールの買い付け能力を持つ会社、ロロピアーナの服地は当店の基幹商品でもありフラッグシップ(旗艦)素材でもある。ミラノの北西、イタリアクアローナにある本社から提案される多くの素材のサンプルを妻とわたしと吟味してまとめて仕入れる。買い付けは昼過ぎからはじまりオーダーに来ていただいたお客様の接客をしながら終わったのは夜遅く。今年登場の新しい服地もあるがどんな素材が当店に来るかは春のお楽しみ。ひとつだけお教えすると昨年からスーパー150となったロロピアーナタスマニアンが春の話題の中心になるでしょう。
DSCN2684

ロロピアーナ加藤君は業界でもおしゃれ。彼とは10年来のおつきあい。