先週、しもちゃん、ノダ、スギハラと広島駅に着いてすぐにしまなみ海道にレンタカーで向かった。瀬戸内海の景色はのっぺりした濃尾平野にある名古屋に住む者にとって山並み島並み、橋が織りなす景色でとても新鮮で楽しいと思ったから。でも当日天気はあいにくの雨、元気があれば四国まで足を伸ばそうと思ったがずっとグレーにくすんだ景色がつづくとだんだん男四人の車中はつまらない空気に包まれてそろそろ広島へもどりたいということになり大三島インターで降りて引き返すことになった。インターをおりるとすぐに道の駅があったので立ち寄る事にした。雨の日の平日に道の駅なんかにはお客もすくなくおもしろみもない。テントを張って農産物を生産者が直接販売するブースがあったのでのぞく。そこにはいろいろな種類のみかんが袋詰めされて置いてあった。伊予柑、ポンカン、はるみ、温州みかんなど愛知県の僕たちは温州みかんをみかんと思っていたがみかんの世界にもいろいろあるのを知った。みかんがたくさんあるのをみて、ずっと広島だと錯覚していたがあ、ココは愛媛県なんだと気がつく。たくさん果実が入って一袋200円ほど。安いし大きいキャリーバッグを持参したのでお土産にたくさん買った。ひとつ甘平(かんぺい)という種類をみつけたがそれはみかん一つで300円くらい。そのブースで最も高い。東京のフルーツ店にならぶとひとつ1000円以上するということで2つもとめその場で剥き、男4人で味わった。その甘くて香り高い事!一箱5000円ということでその店ではとびきり高い。家族におみやげに大人買いしようと思ったがまあ旅の思い出においしさをこころの中にしまっておいた。
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雨の多々羅大橋
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さまざまな品種のみかんがお安い。
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そのなかでかん平だけはひとつ250円の高級なもの。

みかんというと嫁の実家の両親は三ヶ日のみかん農家の出。三ヶ日のなかに尾奈という地域があり美味しくて名高い三ヶ日みかんのなかでも最高のものができる場所。山の向き、土の種類が関係するのだろうが農協をとおさず果実業者がきて全量買い取っていくみかんの名品なのだ。ときどきいただくがまるでお菓子のような甘さ。若い頃はそれこそ1日20個も食べたがみかんと言ってもカロリーはあるので最近は一つつまんでそっと食べている。