2年前にパリで購入したJMウェストンの靴「ゴルフ」がだんだん沈み込んで来て大きく感じるようになってきた。だから中敷きを施してもらおうと松坂屋南店の地下にある山崎靴店にいった。H&Mが先週土曜日から開店していつもにまして女性客が多かった。エレガントな品物が得意な松坂屋にもファストファションとは隔世の感。とはいえテーラーはどちらかというとエレガントな素材を多く扱うがユニクロ、H&Mや ZARA Forever21などいわいるファストファションもけっして嫌いではない。上から下までファストファッションではちょいと悲しいが、飛び切り良い物を身につけているなかでちょっとファストファションをとりいれたりするのは粋だしなんか息抜きにもなって自由でいいではないか。我がおしゃれの師匠でもある奥山けいぞうさんもそうやっておしゃれを楽しんでいらっしゃる。

最初いい感じにフィットしていた革靴「ゴルフ」がなんとはなしに緩くなっていきたのはちょっとびっくり。良い靴は製造過程で中に敷いたコルクが沈み込むという事を実感した。パリウェストンでフィッティングしてもらうと小さめの靴を奨められるという。奨められた物を履くと半年は足がとても痛いが苦しみの期間を過ぎると履きやすさで天国になるとネットで読んだ事があるがどうやら真実のようだ。

お手入れや修理や調整をしながらモノとつきあって行くのは楽しい。前回のサイズを参考にしながら次の服に微調整していくのはスーツやジャケットのオーダーする上での楽しみでもある。 

山崎靴店にいったらなんと友人のスギハラの奥様がいらっしゃってちょっとびっくり。その後スギハラにも出会った。山崎靴店ではフィレンツェのリベラーノリベラーノで買ったお気に入りの焦げ茶の革ベルトも直してもらうことになった。