木曜日朝五時半となりの家から緊急の電話があった。いそいで外に出て見ると、隣の家の前にベッドやらタンスやら机やら家財道具一式が捨ててある。これだけの量を運ぶのは大変なことでたぶん複数の人間が関与してワンボックスカーあたりに詰め込んで不法投棄したにちがいない。となりの方はかなり憔悴した様子だったのでこういう際の電話番号を調べ、地区の環境事業所に電話した。すると午前9時頃に係員さんがきて様子を調べて行った。そして 昼頃大型収集車が来てふたりがかりでテキパキと収集車の機械で大型家具をばりばりと壊しながらそれこそ瞬間で収集していった。それを見ていたわたしは作業をしていた係員さんに深く一礼した。係員さんも帽子のひさしに手を持って行って会釈。この一件からもわれわれの住んでいる街、名古屋は行政サービスがとても整っていると感じる。また名古屋市民も基本的にノンポリで過度に行政に依存することなく暮らしている。不心得者が街に粗大ゴミを捨てて行くのは憤慨すべき事ではあるが、街にそういう姿をほとんどみることがないので不心得者が目立つわけだ。名古屋の事を偉大なる田舎という人はいるがわたしはこの街に住むのは幸せだと思っている。もちろんどこも住めば都、汝の住む街を愛せよということだろう。
不心得者の所業。でも我々は負けない。
今日、近くを通る若宮祭りの屋台。我々の地区は戦災で焼けたので全くの新しい建物ばかりだがこんなからくり屋台のような古い文化も残っている。