昨日PIACENZA(ピアチェンツァ)社のご紹介とベビーキャメル買付けをご紹介いたしました。今日は同じくPIACENZA社アラシャンカシミア100%の梳毛糸(そもうし=スパンカシミア)で織り上げたホップサックのブルー無地3色を買い付けました。280g?290gと比較的しっかりしたカシミア100%ホップサックで自然なストレッチ性もあります。特筆すべきはその美しい「」。ロイヤルブルーとも違うトルコブルーを思わせる美しい色合いの「クリームブルー」。そして普段使いに着られる「ネイビー」「ダークネイビー」の3種。
3シーズン着られるエレガントな紺ジャケットとして魅力にあふれています。

スパンカシミア100%ホップサック7/19まで先行予約可能です。

PIACENZA(ピアチェンツァ)社アラシャンカシミア100%スパンカシミアホップサックオーダージャケット価格128,000円(税込)の予定で入荷は8月末頃となります。
こちらは一着ずつの買付けですが7/19(日)まででしたら先行予約も可能です。バンチサンプルも店内にご用意しています。

1/1F クリームブルー
1/6E ネイビー
1/1H ダークネイビー

アラシャンカシミアとは

アラシャンカシミアとは中国内モンゴル自治区の阿拉善(アラシャン地区)で産出され、繊維が最も細く柔らかいカシミアです。内モンゴル自治区で生産されるカシミアは10段階に分けれていますがその最高位がアラシャンカシミアで、品質はいいのですが生産量も少なく当然もっとも高価なカシミアとなっています。その品質ゆえ、アラシャンカシミアは「カシミアの中のカシミア」と呼ばれています。PIACANZA社はこのアラシャンカシミアを中心に買い付けて織り上げています。

スパンカシミアとは

ウールに比べ繊維長が短いカシミア原毛は通常WOOLEN(ウールン)と呼ばれる紡毛糸となります。紡毛は糸から毛がふわっと出ている糸で代表的な織物は「ツイード」です。カシミアの原毛でも特に繊維長の長い品質の良い原毛だけが表面の出ている毛をくしげずったWORSTEDと呼ばれる梳毛糸(そもうし)を作ることが可能です。アラシャンカシミアは繊維長も長く、白度もあるため梳毛糸を製造するのが可能。カシミアの梳毛糸は特に「スパンカシミア」と呼ばれ、柔らかい割にシワにならず、洋服好きに良く知られています。PIACENZA以外のスパンカシミアとして、ロロ・ピアーナ社のスパンカシミアはオーダーサロンタナカでは隠れた人気素材です。

ピアチェンツァ社のシンボル。カシミア織物製造に今でも使われる「ラシャカキグサ」