キザな言い方で叱られるのを承知でいいますと、革靴はまずピッティに行ったついでに買っていました。だからまず日本では買いません。これで一年以上ヨーロッパに行っていないので、欠乏感がでてきました。
ビームスさんからメールが来て、その中にありました憧れのグルカサンダル。中学3年のころ、オトナにあこがれて通っていた新栄のブティック「POP」に東京のカルジェリア・ホソノのグルカサンダルがありました。当時はただ「サンダル」と言っていましたが、まるで偉大なるギャツビーのギャツビー氏が履いているようなそのエレガントな世界観に魅せられ欲しくてたまりませんでしたが、中坊の悲しさ、そんなお金はどこにもありません。泣く泣く諦めました。
45年の時を経て、それはラシックビームス名古屋店を経て当家に届きました。それはインドネシアのジョンロブと言われるバンドゥンにあるジャラン・スリワヤ製(Jalan Sriwijiaya)ハンドメイド。きっちり真面目にグッドイヤーウェルト製法です。履いてみると返りが柔らかくいい感じ。この夏はきっと良い夏になる予感がなぜかします。
