もうすぐ春素材が届きます。
お正月が来たとおもったら明日2月がはじまります。そして2日は節分、歳月は駆け足で過ぎて行きます。節分をすぎればもう空気の成分は春。そしてオーダーサロンタナカにもロロ・ピアーナ、エルメネジルド・ゼニア、ドーメル、ビターレバルベリスカノニコ、御幸毛織から春の素材が届くはずです。ステファノビジの春のネクタイももうすぐ届くと連絡がありました。届きしだいこのブログでお知らせいたします。
秋冬のステファノ・ビジネクタイを都内で選びました。
コロナがまだ収まらない今、この１月もフィレンツェで行われるピッティイマジネウォモはもちろん中止。いつもは会場内でステファノ・ビジさんに直接会い、ハンドメイドのネクタイの買付をしていました。選んだ素材はミラノ・ナヴィリオ運河近くの工房内の職人さんの手で丁寧に仕立てられます。だからビジさんのネクタイはディンプルが美しく締めやすいと人気があります。ステファノ・ビジさん本人はとても実直な人で、通常、ネクタイの工房は外注で出来高払いですがビジさんは自社専用工房を設け、職人さんは労使関係のイタリアにおいては珍しい月給制で素晴らしいネクタイを仕立てています。ステファノ・ビジのネクタイにはそんな高い精神性が間違いなく反映しています。
しかしピッティに行けない今、ことしの秋のネクタイ新作の買付はどうしようか心配していたところ、東京都内のオフィスにサンプルが届くとの知らせがありました。緊急事態宣言下のこういう時期、名古屋から東京まで感染リスクを冒し新幹線でわざわざ買い付けに行くのは難しいなと考えていましたが、ちょうど二日前のブログでお話した娘の引っ越しがありました。そのついでに行くならと思い、引越し前の早朝、娘のアパート近くにワゴン車を預け、マスク二枚重ねで電車で都内に向かい、オフィス内で多くのサンプル現物を見てこの秋のネクタイを選択しました。買付タイムはジャスト30分、とんぼ返りでアパートに戻るという落ち着きの無さですが、まあコロナ禍の中ならしょうがないかと。そんなことで秋冬用の新しいパターンから選んだシルクネクタイ、カシミアネクタイなどおしゃれなネクタイがこの秋9月には入荷いたします。こんな時期ですがオーダーサロンタナカは止まりません。
