我が家のまん前の日本紙パルプ商事名古屋支店が移転して、跡地はどうやら第三者に売却されたらしく今日から取り壊しが始まった。ここは以前は中井株式会社といい、私が赤ん坊のころから建っていて南向きだったためポカポカ暖かく良くこの前で当時の従業員さんと写真をなんどかとった覚えがある。その後もその建物の前の生け垣にすわってよくひなたぼっこをしたっけ。東京海上ビル(タキヒョービル)や愛知産業貿易館など近所でなじみのある建物がつぎつぎ消えて行ってさびしいかぎり。
欧米かとつっこまれそうだがヨーロッパの町は石造りのため立て替えずに町並みも雰囲気も長い間かわらないが木造ならいざ知らず近代建築でコンクリートなのにこんなに短いスパンで取り壊されるなとはなんか割り切れない気持ちにもなる。わたしはこんな町の真ん中が故郷だがやはり故郷の景色というものはあまり変わらないがいい。

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