もう20年はウェブを自作しています。本業のテーラーが忙しすぎてもう自社以外のサイトはめったに作りませんが、かっては友人の医院やゴルフ場、大学病院のウェブサイトもけっこう作りました。ご縁もあり、愛知県の産婦人科の団体、愛知県産婦人科医会のウェブサイトを2008年に作らせていただきました。ウェブサイトはHTMLという言語で作られていてそんな難しいものではありません。わたしがウェブ作りを始めた頃はその言語をいわばこねくり回して、いかにオシャレに作るかをあらそった時代でした。しかし今はそんなことはいたしません。見え方は別のスタイルシートでコントロールして、本文には見出し、段落、箇条書きのシンプルな文章構造にするのが正しいやり方と言われています。今でも2008年に作ったサイトは見ることはできますが、当然、スマホ、タブレットで見るととても見にくい。今は一つのファイルでスマホやパソコンで快適にみるレスポンシブデザインが推奨されています。文章構造が複雑で更新が極めてしにくいかったので愛知県産婦人科医会さんに1からリニューアルをおすすめしていましたが、この5月にお許しがでたのでその作業を引き受けました。
パソコン上で本当の小さい文字で書かれたコードを切り貼りしたり、検索置換したりきれいな文章構造に整えていきます。
一週間ほど朝早く起きて作業をして、そして今朝は休みなので暗い店内に一人で籠もってやっと昼頃出来上がりました。その出来上がったウェブサイトをHTMLの文法や、リンク切れを調べるソフトで作り上げたサイトを調べるとなんと78箇所も間違いがありました。絶対そんなはずはないはずでえきったそのソフトが間違っていると思いましたが、やっぱり私の文法間違いでした。それをひとつひとつ検討していって修正を繰り返す間、パソコンの内部に入って「コードの戦士」にでもなった気分で脳内はなんだかトランス状態。そしてエラーがゼロになったのは午後5時を回っていました。でもまったく検査ソフトにかけてエラーがゼロになった時はちょっとした高揚感すら覚えました。
ウェブサイトを見てクライアント様に喜んでいたけば幸いです。